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halcan



everybody's free to make a difference (added)

Raul Midonの演奏は
世の中の人すべてに一度はみられるべきだと思う

所感は後ほど





きっと衝撃を受けるから、といわれて
何の予備知識もなしに誘われるままみにいった

みにいくべきなのは、直接的には彼が盲人だからではない

それも非常に重要な要素ではあるんだけれども
そこに帰結してしまいがちなんだけども

否、評価されるべきはそこではない
giftを惜しみなく社会に提示していることこそ評価に値するのだから

彼は生まれたときからものを見たことがないから
とっても刺激的な言い方で
いろんな概念を歌うの
飛ぶ、とか、川の風とか、陽の光とか、see?(わかる?)、とか

それで、今まで誰もしたことないようなギターの使い方をするの
ギターって、本当はいろんな音が出るんだよ
右手の爪を三本、お琴の爪の形に伸ばして掻き鳴らしたり
(もちろん、とても美しく手入れされている)
弦のいろんなところをたたいてみたり
木のところをたたいてみたり

あと、本当にトランペットの音がする彼の唇

もちろん、歌もうまいし、曲のセンスもめちゃくちゃいい

steely danの曲がたくさんかかっていたので
一緒に行った人と話をしていたんだけど
自分でいろんな楽器を演奏して音楽を創る人たちが何人かいるけど
彼もそっち側の人なんだな、と思った
必要に迫られて、って言うのは想像に難くないけど

視覚にとらわれない自由さというか
他の感覚が研ぎ澄まされてて
それを私たちにもわかるように歌を通じてとっても上手に翻訳してる

視覚の存在を生まれたときからわからないっていう異文化を
アメリカの人気者らしくとびきりのユーモアで気づかせてくれる
弱者の価値は喚起をさせること、っていうのも
一方では正しいのか、と思った
それは積極的に評価されるべきで、実際評価されているのだ


掛け値なしの天才、と思った


ny在住なんだって
世界を忙しく回る彼だけど
nyでは比較的みやすいと思うので
チャンスがあったら必ずみにいくことをすすめます
同じ場所で頑張ってる人たちには特に強い衝撃になることでしょう
by halcan2 | 2006-01-30 17:39 | 音楽
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