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On Chesil beach / Ian MacEwan

短い本でさっくり読めた

MacEwanの本を少し前から読んでるんだけど
Austerほどのめりこめないのは
私がイギリスをよく知らないからってのが大きいんだろうな
最低限知っておかなきゃいけないことがいまいちわかんないんだよね
固有名詞とか政治とか史実とか(特に王室関連!)
アメリカの文学ってそういう背景をすっとばしても大体理解できる垣根の低さがある気がする
もっとも難しいことばかり書く人もいるけどさ

本読むようになったのって二十歳越えてからのにわかな本読みです



前提でもう勝ってる、ってすすめられた本の日本語版があったので読んでみた
原作を読むのは時間がかかるから最近はもう大体日本語でしか読んでないんだよね
細切れで読書する時間が取れても話を思い出しやすいんだやっぱり

MacEwanは音楽とか歴史とか山登りとか結構マニアックな知識を持ってて
そういうのは私にはよくわからないので雰囲気で読み進めるしかないんだけど
幹になってるストーリーはすごく理解できるし身近に感じるから
やっぱり泣かされてしまう

若いから白黒つけてしまう、っていうのが痛いほどわかるんだよなあ
一生懸命考えた結果のとんちんかんな提案が
火に油を注ぐことにしかならなくて
年をとって思い返してすごく正しいことを言えるようになってもそれはもう後の祭りで
what ifとかshould'veってのをたくさん抱えて
それなりに人生が終わって行くんだなあ、
なんて至極当たり前なことを考えるにいたったけど
そういう類のことを声高に説教するわけでもなく
淡々と切ないお話が綴られるのでした

あー、あるある感、というか、真実味、てこういうことなのかな
本当にあったかもしれない誰かの人生の顛末記かも、って思わせるような
だから最後に、
 この本は実在の人物・建物と何の関係もありません、
っていう筆者の注釈があったのかな
策士だなあ


さて、掃除でもするか
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by halcan2 | 2010-02-15 15:17 |
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