最後の学期は主にオーディション対策に費やされるわけだけども
モノローグをいくつかレパートリーに入れとくのは必須なのね
あれでもないこれでもないあんたは訛ってるからうーんでもこれは金髪である必要はないか
などと試行錯誤して結局ヒロシマの女の子のモノローグに落ち着きそう
本当に嫌だったんだ
今まで、ずうっと、
アジア人だからって理由で中国人とかベトナム人とかやらされるの
しかもそういうのってたいていアメリカ人のひしゃげたオリエンタリズム満載で
狭い範囲内だとしても間違ったプロパガンダを撒き散らす介助をしていると思うと
本当に悔しくて悔しくて
今回のも初めはやだなー、と思った
でもあたしのアンテナは違和感を感じなかった
よく出来たモノローグだと思う
多分これって、自分が社会に出来ることなんじゃないかと思う
高校時代に交換留学をしていたころ
社会の授業で原爆を落としたのはいい判断だったと教えていた教科書と教師
それに当たり前のように同意するクラスメイト
自分が受けてきた教育ってなんだったんだろうと思った
エノラ・ゲイの展示ってのもあったな
折しも戦争真っ只中だし
ライフワークにするつもりは全くないけども
オーディションであれ、舞台であれ
わたしがこのモノローグを口にすることで
それに触れた人の何かが変われば、と思う